ブログ
blog
ブログ
愛知県のおもしろ神社仏閣紹介 その3
みなさん、こんにちは。
都タクシーブログ担当のノロです。
一風変わったお寺や神社を紹介しているこのブログですが、
早いもので3回目となりました。
神社仏閣というのは、それこそ昔からその土地に根付く、伝統的といいましょうか
歴史的といいましょうか、そういうものなのですが、
歴史と伝統だけでは、いまや建物の維持管理も難しくなります。
なので、如何にそこへ人を呼ぶかという、観光地のような考えも必要になってくるわけです。
少し前には「パワースポットブーム」があり、
神社仏閣を目当てに観光する人が増えましたが、この弱点は、
ずばり「リピーター」を呼べないということです。
いろんな遊園地などの観光地は、一度で回り切れない規模の大きさや、
新しいアトラクションを増やすことで、リピーターを獲得することができますが、
神社仏閣はそういう訳にはいかない。
ですが、今回紹介するお寺は、小さいながらもたくさんの参拝者を呼び寄せるだけでなく、
何度も訪れたくなるような場所にすることに成功したお寺なのです。
場所は、愛知県の津島市。
名鉄 津島駅のほど近くになるお寺
「牛玉山 観音寺」。
写真の通り、小さなお寺で、駐車場もありませんので、車で訪れる際には注意が必要です。
こんな小さなお寺に、何人もの参拝者が訪れます。
その理由がこちらです。
この数々描かれた絵。
そう、これ、すべて御朱印のデザインです。
こちらのお寺の副住職が、漫画家のアシスタントをやっていたとかで、この御朱印を思いつかれたそうです。
以前は、郵送という形をとって、それぞれの御朱印帳に書いてくださっていたようなのですが、
SNSを中心にあっという間に話題になり、それが追い付かなくなったため、書置きという形をいまはとっているようです。
書置きとあなどることなかれ、御朱印のよこにスケジュールが書いてある通り、きまった日時にしかいただくことができません。
また、季節や月によって限定の御朱印があり、それを求めてこの小さなお寺に参拝者が後をたたないというわけです。
私もここを訪れて、数枚、御朱印をいただいてきました。
こちらが、通常のお寺のように、字の書かれた御朱印。こちらは直接御朱印帳
に書いていただけました。
隣には、御朱印をいただいたときについていた、しおりのような用紙。漫画になっています。
そのほかにも、書置きのものをいただいてきました。
どれもすごいクオリティですね。
これは、マニアならずとも、いくつか種類を揃えたくなってしまいます。
小さなお寺でも、これだけ参拝者をよべるわけですから、
やはり、商売というのは(お寺は商売ではありませんが)、アイデアであるということと、
SNSの口コミ力が侮れないということが、よくわかるお寺です。
つばめグループも乗客の方に買っていただくプリペイドカードがあるのですが、
そのデザインをもっと凝ったらどうだと、何度か提案しているのですが、
なかなか実現していただけません。
私に画力があれば、タクシーの中に漫画でも描いてチラシをおきたいところですが……
なかなかうまくいきませんね。